blog

外壁塗装を行う前にこれだけは知ってほしい基礎知識

  • リフォームコラム
外壁塗装の基礎知識

家に住んでいる人にとって、いつかは必ず必要となるのが外壁塗装です。必要ということは知っていても、なぜ必要なのかやどのような工事を行うかなどは知らないという人は多いのではないでしょうか?

せっかくのおしゃれな家も外壁がひび割れていたりシミが付いていたりしたら台無しです。このページでは外壁塗装について知りたいという方に向けて、これだけは知っておきたい基礎知識について解説しています。記事を読んで外壁塗装について理解しましょう。



外壁塗装とは?なぜ必要なの?

外壁塗装の意味や目的をしっかり理解しておくと、その重要性が分かると思います。ここでは、外壁塗装がなぜ必要なのかについて詳しく解説していきます。

外壁塗装とは?どのような効果がある?

外壁塗装

外壁塗装は、家の塗装を専用の塗装剤を使って塗り替えることです。外壁塗装を行うと、家の見た目が大きく変わることはもちろん、家そのものの寿命が伸びたり、塗装材によっては家の中の気温を快適なものにしたりという効果があります。一般的な建物では年数によって外壁の劣化が必ず起こるので、定期的に行う必要があります。

一般的な外壁材自体は30~40年ほど持ちます。しかし、その上に塗られている塗装剤が劣化してしまうと、その寿命が縮んでしまうのです。外壁塗装が古くなってしまうと、亀裂やつなぎ目のひび割れが起き始め、そこから雨水などが侵入してきます。雨水が入ると木造住宅であれば木材部分の腐敗、鉄骨住宅であれば、鉄骨の錆などに繋がってしまいます。


外壁塗装を行うメリット

外壁塗装を行うのは様々なメリットがあります。

①家のイメージを変えることが出来る

外壁塗装のメリット①

外壁塗装では、住まいの色を変えることが出来ます。家は古くなってくると外壁のシミや色褪せなどにより、本来の家の魅力がなくなってきてしまいます。

外壁塗装を行うことで新築のような輝きを取り戻すことができるのです。


②外壁を保護することができる

ひび割れた外壁

外壁塗装は、外壁に発生するひび割れや剥がれなどの劣化を予防するために、雨風や紫外線などから保護する効果があります。外壁塗装が古くなってくるとその効果もなくなってしまいます。


③住まいに防錆性能や遮熱性能などを加えることができる

カビの生えた外壁

外壁塗装に使われる塗料の中には、太陽光を反射させ家の表面温度上昇を軽減することで、室内温度の上昇を抑えることのできるものもあります。
他にも錆びつきにくくするものやカビを生えにくくするもの、防水性能があるものや汚れが落ちやすくなるものなど、様々なので、ご自身のお住いの課題を解決することができるかもしれません。

外壁塗装を行うデメリット

外壁塗装を行うことのデメリットはありません。ただ、家を塗装するということは大規模な工事になので、大きな出資となります。



自分でできる!おうちの塗り替えタイミングチェックと注意点

外壁塗装を行うことは、家の寿命を縮めないためにも定期的に行うことが必要だということは分かったと思います。では、どのタイミングで行うのが良いのでしょうか?ここでは、自分で簡単にできる塗り替えタイミングのチェックとその際の注意点について詳しく説明していきます。

塗り替えタイミングのチェック方法

塗り替えタイミングのチェックは以下の10個のポイントに沿って行いましょう。

①外壁を新しくした時から10年以上経過している
②以前と比べると壁の色があせてきている
③壁を手で触ると白い粉が付く
④壁に雨の跡が残っている
⑤壁にひび割れがある
⑥壁に苔やカビのようなものが付いている
⑦壁のつなぎ目がひび割れたり壊れたりしている
⑧壁材の浮き上がり、ズレが見られる
⑨金属部分に錆がある
⑩雨漏りしている

1つでも当てはまる場合には、外壁塗装をする必要があるかもしれません。本格的な現場調査を依頼する際には株式会社ムトウへご依頼ください!


外壁の状態によっては外装リフォームが必要な場合も

外壁塗装が必要かのチェックを行い、外壁塗装を検討したものの既におうちそのものの傷みが進んでしまっている場合があります。

そのような場合には、塗り替えを行ったとしても傷の上に蓋をしただけになってしまいます。そうならないためにも、傷んでいるところに関しては補修などの外装リフォームを行ってから外壁を塗り替える必要があります。業者に外壁塗装を依頼する際には、そのような点もしっかりと調査してもらうとよいでしょう。

塗り替えタイミングのチェックでは屋根に上らない

屋根に上っている人

塗り替えタイミングをチェックするために、屋根に上るのは大変危険です。転落の恐れがあります。

屋根は下から見える範囲でチェックを行いましょう。

塗り替えが必要なのか、屋根の状態はどうなっているのかを詳しく知りたい場合には、株式会社ムトウにご依頼ください。



塗り替えに使用される塗料の種類

外壁塗料

外壁塗装で使用する塗装剤はいくつかあり、それぞれ特徴があります。ここでは、外壁塗装に使われる塗装材の種類や特徴について解説していきます。塗装剤の種類と特徴を理解し、ご自身のおうちにはどの塗装剤が適しているのか知っておきましょう。

塗り替えに使われる塗料の種類

外壁塗料

ここでは、外壁塗装に使われることが多い、「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」について紹介します。

それぞれの塗料の特徴について解説します。

費用がとにかく安い アクリル塗料

アクリル塗料は費用が安いため、気軽に家のイメージチェンジを行いたい方におすすめの塗料です。

ただ、費用が安い代わりに耐久性が低く、5~8年で塗り替えが必要となります。

弾力性がありひび割れが起こりにくい ウレタン塗料

ウレタン塗料は弾力性があり、ひび割れが起こりにくいため、塗膜の剥がれが気になる方におすすめの塗料です。

費用も比較的安価ですが、耐用年数が低く、6~8年ほどで塗り替えが必要になってしまうため、費用対効果は低くなっています。


コストパフォーマンスが高い シリコン塗料

シリコン塗料は10~15年という長い耐用年数と価格面でのバランスが良いため、コストパフォーマンスが高く人気です。水に馴染みやすいため、塗料の表面に汚れが付きにくくなっています。熱や風雨、寒さやカビなど様々な外的要因に強いため、メリットが多い塗料です。

デメリットとしては、弾力性のあるウレタン塗料と比べるとひび割れがしやすいことや塗る際にコツが必要なため、素人には扱いにくいといったところが挙げられます。

現在では最も多く使われている塗料です。

また、プラスアルファの機能が付いた商品も多数あり、太陽の熱を反射させ、断熱性能に優れている遮熱塗料や紫外線による劣化の原因となるラジカルの発生を抑えるラジカル塗料を含んだものなどがあります。



外壁塗装のやり方 工事の流れと工期

外壁塗装は、DIYでも行うことはできますが、高い場所を塗装する際の転落や耐久性能の低下、作業に時間がかかってしまうなどの理由からプロの業者に任せることをおすすめします。ここでは外壁塗装をプロに依頼する際の一般的な流れについて解説していきます。

①業者と契約を行う

業者との契約

まずは、お住いの近くにある外壁塗装を行っている会社に依頼を行い契約をします。

HPなどで依頼する業者を見つけたら現場調査を依頼します。家の方立ち合いのもと、外壁のサイズ測定やどの程度傷んでいるのかなどを確認します。この工程によって費用や工期などが決まります。

その後、工事の内訳や予算金額が分かる見積書が渡されます。足場や養生、洗浄や塗料など様々な内容が書かれているのが一般的です。詳細が分からない場合は必ず質問をしましょう。


②塗装の下準備を行う

足場

足場を設置し、縁などの塗らない部分に塗料が付いてしまわないようにビニールなどで覆う養生作業をします。

その後、塗装の前に高圧洗浄機を使って屋根や壁などを水洗いします。必要な場合は洗浄前に下地の補修を行います。

③塗装を行う

在来工法の浴室

塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3工程に分けられます。

下塗りは最初に塗る塗料です。上に重ねて塗っていく塗料が定着しやすいようになるといった効果があります。

中塗り・上塗りでは、同じ塗料を2度塗りします。2回塗ることでムラがない綺麗な仕上がりになります。さらに、重ねて塗ることで厚みが出るので、外的要因から長い間建物を守ることが出来ます。

その後、屋根を同じ要領で塗り、雨どいやひさし部分といった付帯部を塗装し完成となります。

外壁塗装を行うことで新築のような輝きを取り戻すことができるのです。


工期は何日くらい?

外壁と屋根を塗装する場合には天候などにもよりますが、10日~15日ほどかかります。



まとめ

ここまで、外壁塗装を行う前にこれだけは知ってほしい基礎知識について紹介してきました。

外壁塗装は使用している塗料にもよりますが、10年~15年ごとに必要であり、外壁材の寿命を延ばすことや外壁を綺麗に保つといった効果がありました。外壁塗装に行う塗料によって料金や今後の耐用年数が変わるので、ご自身の目的や予算に合った塗料を選ぶことが必要です。

この記事を読んで、お住まいで外壁塗装が必要なのか、外壁塗装を行う際にはどのような塗料を選ぶべきなのかの参考にしてください。