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リフォームで和室を洋室に!費用は?注意点は?まとめてご紹介します!

  • リフォームコラム
リフォームで和室を洋室に!費用は?注意点は?まとめてご紹介します!

使いにくくなった和室を洋室にしたいけど、方法も費用も分からない……。そんな悩みを抱えてはいませんか?

実は最近、和室を洋室にリフォームしたいという需要が増えてきています。

結婚・出産など家族の変化や、経年劣化などによって住みづらくなってしまった和室を洋室にリフォームすることで、現在のライフスタイルに合う快適な住まいを作り出すことが可能です。

こちらのページでは、和室から洋室へリフォームする際の値段や注意点といった基本的なポイントをご紹介します。内装リフォームのポイントを抑えて、自分に合った住まいづくりを目指しましょう。



和室から洋室にリフォームすることのメリットは?

内装リフォームをすると部屋の雰囲気がガラッと変わりますが、見た目以外にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

掃除がしやすい

和室から洋室にリフォームすることのメリットとしてまず挙げられるのは、掃除やメンテナンスが簡単な点です。

畳の掃除は、ほうきを用いた掃き掃除・布での乾拭きを日ごろから行うことが求められます。ほうきが無い場合、掃除機でも表面の掃除を行うことは可能ですが、ダニが畳の奥に逃げてしまい完全に取り除くことはできません。

また、室内の湿度が高い場合には畳が湿気を吸収してしまうため、カビも発生しやすくなります。

天日干しを行うことで畳に住み着くダニを駆除し長持ちさせることが可能ですが、そうそう高い頻度で行えることではありません。

一方フローリングの掃除は、掃除機をかけたのちにフローリング用ワイパーで拭き掃除を行うことで完了します。床との摩擦が少ないため家具も動かしやすく、汚れを発見しやすいです。天日干しという大きな手間が省けるうえ、掃除の簡単さからダニやカビの発生も抑えやすいというのは、洋室の大きなメリットです。

掃除がしやすい

模様替えがしやすい

現在流通している家具の多くは洋室で用いることを想定されたものがほとんどです。大きなテーブルやソファなど、重量のある家具は畳をへこませてしまう恐れがあります。フローリングであれば畳よりも重みに耐えられるため、家具を置いても痕が残りにくいというメリットがあります。

また、模様替えにて家具を動かす際に、畳の上で家具を引きずってしまうと畳を傷めてしまう可能性があります。自分の好きな家具を置き、模様替えも十分に楽しみたいという方には和室から洋室へのリフォームがおすすめです。

模様替えがしやすい



和室から洋室へ!リフォームの費用相場

和室全体を洋室にリフォームする場合にかかる合計金額としては、50~100万程度であることが多い様です。部屋の広さや使用するフローリング材に大きく左右されますが、一般的な8帖和室から洋室へのフルリフォームでは60~80万円程度が相場となっています。

よくご相談いただく内装リフォームを4点の費用をご紹介します。

畳からフローリングへ

一般的に床のリフォームにかかる費用の相場としては20万円前後とされています。部屋の広さや使用するフローリング材といった条件によっては、10万円以下になったり30万円以上になったりする場合もあります。

張り替えリフォームでは、一般的な畳の厚さが約40~50mmであることに対してフローリングは12mm程度の厚みしかないため、隣り合う部屋との段差を解消するために下地木工事を行います。この時断熱材や防音下地を入れるかどうかでもかかる費用が変わってくるため、機能面と予算面を照らし合わせて施工内容を決定しましょう。

畳からフローリングへ

壁・天井を洋風に

約20万円程度が相場とされていますが、依頼する業者によっては床とセットで行うと費用がまとめて15~30万程度となるところが多いようです。古い建築の和室だと砂壁や柱を露出した造りとなっているため、造作工事を行ったのちクロス(壁紙)を張る流れとなります。

現代建築の和室の多くは合板に木目調のシートを貼っているだけであるため、比較的工事が簡単になり安く済む場合があります。自分の住まいがどのような和室なのか調べておくと良いでしょう。

壁・天井を洋風に

和室の押し入れをクローゼットに

押し入れはもともとは布団を収納するためのスペースですから、衣類を収納するためには使い勝手が良くありません。和室の押し入れは一般的に2段となっていることが多いため、洋室のクローゼットへリフォームする際はこの段を取り払い、衣類を収納するためのハンガーパイプを設置することをお勧めします。

襖を残して内側のみリフォームする場合は10万円以下でリフォーム可能ですが、襖を取り払い、折れ戸などに変更する場合は20万円程度かかることが一般的です。もし押し入れ内部の広いスペースを活用し、ウォークインクローゼットにリフォームする場合は50万円程度の予算を見積もるべきでしょう。

押し入れをクローゼットに

襖から洋室向けドアへ変更

和室のドアを襖から変更したい場合、敷居の変更だけで可能な引き戸へのリフォームがおすすめです。戸を開く必要が無く、もともと扉の開閉スペースの無い状態で設計された和室から洋室へのリフォームに一番てきした戸であると言えます。引き戸へのリフォームの場合、1カ所あたり10~15万円程度でリフォーム可能です。

襖からドアへの変更



和室から洋室へリフォームする際に注意すべきポイント

フローリング材の選択の仕方

フローリングは畳に比べて音が響きやすいというデメリットがあります。マンションの場合は管理組合で使用するフローリングの遮音等級が定まっていることが多いため、管理規約を確認することが必要となります。遮音性を高めるために、遮音性の高いフローリング材を使用するか、防音下地を入れることがおすすめです。

一般的に用いられるフローリング材には、合板(複合)フローリングと無垢(単層)フローリングという2つの種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、好みや、床に何を求めるかで使用するフローリング材を選択しましょう。

合板フローリング

複数の板を重ね合わせて作るフローリング。

メリット:1坪あたり4000~8000円程度で安価。色や柄のバリエーションが豊富。耐水性・耐候性に加えキズにも強い。

デメリット:見た目から高級感を得にくい。踏み心地が無垢フローリングに比べ硬い。

合板フローリング

無垢フローリング

主に無垢材(自然の木そのまま)を使用したフローリング。

メリット:自然の木独特の柄やぬくもりを得られる。経年変化を楽しめる。木特有の調湿効果によって室内の湿度が一定に保たれる。

デメリット:水に弱く、シミになりやすい。木が柔らかいため傷がついたりへこんだりする可能性が高い。使用する木によっては非常に高価で1坪あたり3万円ともなる。防音性が低いため、マンションなどでは防音下地を入れる必要がある。

無垢フローリング


押し入れをクローゼットにする際は湿気に注意

クローゼットは通気性が悪く、非常に湿気のこもりやすい場所です。和室から洋室へのリフォーム時にはぜひ収納内部の建材にまで注意しましょう。 和室の押入れからクローゼットにリフォームする際に吸放湿性壁紙や珪藻土壁などといった調湿建材を使用してリフォームすることで、大事な衣類や布団をカビから守ることが出来ます。

押し入れをクローゼットにする際は湿気に注意

和室から洋室へのリフォームにかかる期間は?

床や壁のみなど、部分的に行う際はそれぞれ2~4日程度で1週間もかからずにリフォーム可能です。しかし和室から洋室へ部屋全体をフルリフォームする場合は2週間から場合によっては数か月程度かかる可能性もあります。

ご自身のリフォームしたい程度に合わせて専門業者に依頼し計画を立てましょう。

和室から洋室へのリフォームにかかる期間は?

賃貸のリフォームは不動産会社に相談を

多くの賃貸では退去時に原状回復をして引き渡すという契約条件となっています。そのため、和室から洋室に完全にリフォームしてしまうと退去時の手続きが困難になる場合があります。

賃貸であってもリフォーム可能物件や中古物件など、手を加えることが許されているものもあります。トラブルを防ぐために、リフォームを行う前にどの程度まで手を加えていいのかを不動産会社に確認しましょう。

賃貸のリフォームは不動産会社に相談を



和室から洋室リフォームのポイントまとめ

和室から洋室へのリフォームは使用するフローリング材やリフォームしたい箇所など、自由に選べる点が多いことが魅力のひとつです。 お住まいの物件がマンションなのか一軒家なのかや、自分の住みやすい部屋作りに何を求めるのかに注意して、自宅の和室がどの程度の広さなのかや使用されている壁材が何かなどの情報を収集しましょう。

持て余している和室を理想の洋室へと生まれ変わらせ、よりよい住まいづくりを目指しましょう。




ムトウでは、お客様からお問い合わせいただいた内容に対して、真摯に対応いたします。和室から洋室へリフォームした実例とともに料金や内容についての見積もりを提示させていただきます。 ぜひお気軽にご相談ください!